第十四話 オーナーからのメール

アレリオンのオーナーよりメールが届きました。以下、原文のままです。

”進水式〜3月末の間に7回セーリングしました。今のところ、進水式以外は全てシングルハンドでセーリングをしており、かなりアレリオンに慣ました。本当に素晴らしい船です。マリーナでは毎週のようにいろいろな人がアレリオンを見に来て、かっこいいですね!この辺のマリーナでは一番ですね!なんと言う船ですか?東海岸の雰囲気!色っぽい船ですね!などなど。また、セーリング中も、いとも簡単にタックやジャイブをしたり、観音開きのランニングのパフォーマンスをしていると、知らないうちに、いろいろなヨットが近くまでやってきて、写真撮っていいですか?今度乗せてくださ〜い!結構早い船ですね!などなど。
結構、優越感に浸りセーリング後は最高の気分で赤ワインを飲んでいます。本当にアレリオンを買ってよかったなと実感しています。これ以上素晴らしいヨットは今のところないですね。有難うございました。”

   
 
こういうメールを頂きますと、とっても嬉しいです。自由自在にヨットを操ってセーリングされている様が浮かびます。キャビンも良いけど、セーリングも良いですよと、声を大にしたいぐらいです。

アレリオンは車で言うならスポーツカー的なヨットです。キャビンよりもセーリングをいかに楽しむかがポイントです。1台目にはセダンをほしいと思うかもしれませんが、ヨットは車と違って完全な遊び、遊びにはこういうヨットを最初に持ってきた方が面白い。ヨット以外にも趣味が多彩で、気軽なデイセーリングを自由自在にこなす。そういうオーナーが浮かびます。2台目にスポーツカーを買おうと思ったあのワクワクするときめきは何でしょうか?セダンを買う時とは明らかに、違います。スポーツカーが面白いのが解ってます。遊びに徹するからだと思います。ならば、ヨットはそういうのにぴったりじゃないでしょうか。ヨットならば、1台目にセダンにする必要性は全く無い。最初からスポーツカーでも良いと思います。1台目は無難で、2台目に遊ぶ。否、最初から遊んで良いと思います。あのワクワクする感覚、遊びはワクワクする感覚がほしいのですから。

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