第三話 円高

日本は輸出国ですが、同時に輸入大国でもあります。食料や原材料の多くを輸入し、それを加工して輸出しています。海外が不況で買ってくれないのであれば、国内需要を増す事が急務、そうすれば、輸入は安く買える。絶好のチャンスです。ここは政治に何とかしてもらいたいもんです。需要を喚起する政策をお願いしたい。

国内需要さえ増えれば、輸出企業にしても、原材料は安く買えるわけですから、国内販売の利益率は相当高くなります。アメリカは当分は不況の嵐、ヨーロッパにしてもEU加盟国が優秀な先進国ばかりではありませんし、そうなるとなかなか難しい。円高は当分続くのではないか?そこで、国内需要こそが日本を否、世界を救う。ここに政治家の真価が問われます。

考えてみれば、各国の通貨が勝ってに価値が上がったり下がったりするわけですから、どうも変です。誰かの思惑で変わる。昔なら、その国の生産能力とかが問題だったのですが、今日、実体経済よりも、金融経済の方がはるかに大きくなった。つまりは、実体経済以上になったわけですから、お金が余った状態です。その余ったお金が、金融として流れるからこうなるわけで、それが消費に、一分でも消費に回るだけで、実体経済はすぐに良くなる。金融経済の方がはるかに大きいわけですから、わけない事です。つまりは、そういうお金が調整弁になれば良い。

とは言っても、一体何を買うのか?そこが問題ですね。既に家もあれば、車もある。何でもある。要は、マネーゲーム。お金を投資して、その投資の見返りが大きくなる事を期待したゲームであります。それが面白いからやるんでしょう。生活の為にやるわけじゃない。

つまり、世界は退屈なのです。ですから、何か面白いゲームをしたくなる。金に困ってゲームをしているわけじゃない。そこで、ゲームを提供する。面白い、エキサイティングなゲーム。お金儲け以上の面白いゲームって何でしょう?お金儲けが面白いからギャンブルが流行る。お金儲け以外の面白いゲームとは何か?死ぬほど面白いゲームとは何か?

命を賭けたゲーム?名誉を賭けたゲーム?ノーベル賞級のゲーム。アメリカズカップもそのひとつかもしれませんね。でも、日本人の価値観に根ざすものでなければなりません。何か?それが解れば、政治家になってます。ここはプロにお任せするとして、2009年、国内需要の増加を期待しています。ヨット買うには絶好のチャンスなんですが?

ヨット文化を高める。それには、誰でもできる事で、面白い事が必要です。それにはデイセーリングが一番。是非、デイセーリングを広めたいと思います。デイセーリングが流行れば、後は、ほっといても、レースする人、遠くに行く人、そういう人達も増える。で、実際、デイセーリングは面白いのです。吹けば恐怖も感じられるし、緊張感満載、或いは、ゆったりとデートセーリングも楽しめる。
セーリングを知れば、セーリングは面白い。

さて、オバマさんがアメリカ大統領に就任したら、どうなるか?最も気になるところです。

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