第七十二話 環境と日本

不況とは言いながら、ハイブリッド車が飛ぶように売れているとか?車社会は非常に進化してきましたが、これまでは、基本的構造は同じでした。ガソリンエンジンの進化でした。ところが、昨今の環境問題で、いよいよ、車もエンジン一辺倒から、電気を使うようになってきました。そして、近い将来、これは全て電気になる可能性が高い。という事は、高性能バッテリーの進化が鍵を握っていると言えると思います。

高性能バッテリーは車だけでは無く、我々の家庭生活にも影響を及ぼすでしょうし、ソーラーパネルなんかももっと高性能になって、高性能バッテリーに溜め込んで使う時代もそう遠くはないかもしれません。

すると今度はヨットのエンジンにも使われる。実際、既にそういうのも出てきています。今のところ、充電をどうするかですね?もし、小さなソーラーパネルで充電できて、使えるようになったら、これはもう燃料の心配も無くなる。既にヨットはエコ製品です。どうして、ポイントが付かないんでしょうね???

政府はこの極めてエコなヨットを、国民的レジャーとして推奨すべきで、その為に安いマリーナもどんどん作って、国民がガソリンをあまり使わないでも、楽しめる方向に導きます。世界の環境を守る為には、エコ的生活で、エコ的ヨットで遊ぶ。そういう時代にならないでしょうかね〜?

世界のエネルギー構造は変わりつつあります。そういえば、テレビでデンマークの何とかという地方には、風力発電がたくさん設置してあり、そこの住民が使う2倍の電気が作られているらしい。陸上のみならず海上にも設置してあり、考えようによっては、これらをブイ代わりにして、何番の風力発電を回ってくるとか、そういう遊びもできます。これはきっと面白くなりますね。セーリングの目安ができる。

こうなると石油産出国は困ります。これまで石油王だった人が、需要の激減で、スーパーヨットを買うどころじゃ無くなるかもしれません。一方、日本はこの環境技術が優れているそうで、こうなると近い将来は日本の時代かもしれません。石油が採れない国だからこそ、そういう技術革新が進んできた。世界はエネルギーを求めて戦争さえしてきたわけですが、日本がそれを救うわけです。
21世紀は日本の時代?

そういう環境を重んじる国だからこそ、ヨット遊びを推進する?こういう理屈はどうでしょう?多くの国民が自然の中で、自然を利用して遊ぶわけですから、みんなが自然に親しみます。汚い海だと、どうも気分が良く無いので、海をきれにしたい、そこでセーリングできたら気持ちが良いはず。そうしますと、みんながそういう事に感心を持つでしょうし、きれいにしようと思う。

これからの日本は、環境ビジネスで好景気、日本の海もきれいになって、ますます豊かにになって、みんながヨット遊びやって、そんな超楽観的見方?これでやっと日本のヨット業者も日の目を見る事ができます。まてよ、そうなるとバブルの頃のように、大手が参入してきて、既存の業者を脅かす?まあ、豊かにになって、きれいになって、良いんじゃないでしょうか。

我々の生活は既に豊かであり、これ以上、例えば、車にしても、もっとスピードとか加速とか、そういう時代は過ぎてしまいました。これからは環境と、その性能を高める事になると思います。家庭生活も同様で、もっと何かでは無くなってきました。それよりガソリン代が安く、電気代が安く、ガス代が安くの方向です。性能をもっとというより経費を安く。それに加えて環境です。我々の発展はもっとを求めるところにあったわけですが、このもっとの方向性が変わってきました。ここに日本の発展の可能性が見える。それも世界を救う程に。不況、不況と騒ぐばかりでは無く、もっとこういう話題で盛り上げてほしいですね、マスコミの方には。日本にチャンスがやってきた。もう、中東がどうこうとか、アメリカの石油会社なんかに振り回される事も無く、やっと日本は独立国となる?まてよ、原子力もありますね〜?

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