第63話 レース

ローカルお祭りレースに参加しました。お祭りレースとは言っても、出れば少しでも速く走りたい
と思うのが普通でしょう。成績は後ろの方から数えた方が早いくらいでしたが、それなりに楽しく
過ごした次第です。

ただ、上位陣はいつもの顔なじみの連中とヨットばかり、彼らはいつも上位を争い面白いのは、
良くわかります。でも、我々その他大勢は楽しみはあるものの、やはりレースですからある程度
のスリルや興奮なども味わってみたいもの。そういう企画のレースなどもあればと思います。
レーサー無しのクルージング艇だけの参加、或いは、レーシングヨットはスタートを遅らせてしまう
とか、難しい面もあるでしょうが、もう少し工夫というか、企画を考えた方が楽しさは増えてくるので
はと主催者には申し訳無いのですが、勝手な想像をしたりしてしまいました。

人間は勝つのは好きですから、基本的にレースは皆すきなのではないかと思います。ただ、レーサ
ーのような艇を買うつもりは無いし、クルーも居ない等々があり、レースはしないという方も多いような
気がします。

ヨットにはレーティングというものがあり、これで修正して順位を決めるわけですが、レーティングの別
の使い方はどうでしょう。遅いヨットから順番に出航して、速いヨットほど、スタートを遅らせる。それで
ゴールした順位がそのままの順位です。これはすごく分りやすいし、遅いヨットでも、少しは楽しめる。
ただ、スタート時の醍醐味は無くなるかもしれませんが、どうでしょうか。これが良いかどうかは別とし
ても、もっとユニークなレースをして、多くの方々が参加、遊べる工夫はないものでしょうか。企画しだい
ではレースも面白いし、クルージング派の方々も年に何回かは参加されてはいかがでしょうか。
レースはそれこそ一生懸命速く走る事に集中しますから、セーリングそのものを楽しむ事ができます。

或いは、どこかが主催するレースを待たずに、自分達で仲間を数艇集めて、自分達でレースやっても
面白いんじゃないでしょうか。ブイを打つのは大変ですから、島周り、やはり、同型艇でやるのが一番
面倒が無くて良いですね。レースをやると真剣になりますから、セールの事を真剣に見ます。ちょっと
でも速くと思います。そうすると結構新しい発見があったり、勉強になったり、セーリングそのものの面
白みが出て来たり、これもレースの効用かと思います。

是非、レースにご参加を!

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