第四十九話 ハイテク最前線

ハイテクを駆使する映画のシーンで、目の前に画像やデータが半透明で見えるシーン等があります。それが現実に、夢物語では無くなってきているそうです。

  この写真のように、画像が空中、目の前に
  見える。そういうシーン、見た事あると思い
  ます。

  まだ完成したわけでは無いのですが、アメリ
  カのワシントン州の大学で研究されており、
  その技術をコンタクトレンズに設置するとい
  う研究です。
  まだ、いろんな面を克服しなければならない
  ようですが、第一段階として、最低限のシン
  プルな形としては成功しているようです。


  写真のようにコンタクトレンズに、ナノレベル
  の電子回路を設置する事に成功しています。
  これからの開発が待たれますが、これが
  本当に実用化になったら、一体どうなるか?

  このコンタクトレンズをつけていれば、あら
  ゆる情報が目の前に、画面のように映し出
  される。技術的な事はおいといて、例えば、
  セーリングで言えば、風向風速、スピード
  等のデータや、他の艇の位置、レースなら
  レイラインとか、文字でも画像でも、何でも
  目の前に映し出す事ができる。

  コクピットにいろんな計器の設置をしなくて
  も良いわけです。コンタクトレンズとまでは
  いかなくても、サングラスに埋め込むだけで
  も、そのサングラスをかけるだけで、あらゆる
  情報が目の前に現れる。

  まあ、何と言う時代でしょうか?多分、そう遠く
  
無い時期に、そういうのが実用化されて来る可能性はありそうです。

恐らく最初は高額でしょうから、完成したらアメリカズカップあたりのレースに使われるでしょうね。
それらから徐々に広がって、我々の手元にもいつかは届く。

もちろん、陸上での使用を対象として研究しているのでしょうが、この用途は広がるでしょう。レンズをつければGPS画面が目の前に広がる。半透明ですから、実際の海を見ながら、データが、視界の片隅に見える。実に面白いです。セーリングに出かける時は、サングラスとかコンタクトレンズを装着して、そんな時代になるかもしれませんね〜。セーリング時だけでもありません。ビデオだって見れる、テレビだって見れる。

我々が現役で居られるまでに、何とか一度ぐらいは使ってみたいもんです。後、20年とか30年とか先では、一体どんなセーリングをしているのでしょうか?興味が湧いてきます。でも、どんなにハイテクになろうとも、原点は我々人間が感じる面白さ。それを損なうのでは意味が無い。でも、これは面白そうです。

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