第84話 Classic Beauty

クラシックデザインのヨットは日本でもかなり根強い人気があります。目の保養に写真を一枚掲載
しましょう。クラシックと言っても、必ずしも走らないとか、ケッチ、カッターリグといった物ばかりで
は無く、最近のクラシックという言い方も変ですが、リグや船型には、結構最新テクノロジーが使わ
れ、欧米でも人気があるようです。しかも、木製ばかりでは無く、FRP製が多くなってきた。小さな
サイズから100フィートを超えるヨットまで、クラシックな美しさを追求したヨットが建造されています。



このヨット、実に美しい。バラストは確か,50%以上はあったと思います。それで、ライフラインなどは
必要としないのでしょう。ヨーロッパでは、こういう美しいヨットを大事にして、長く乗っている人達も
居ます。まさしく、これなどはデイセーラーですね。現代の最新デザインとは異なる趣があります。

日本ではクラシックヨットと言いますと、木造というイメージがあり、メインテナンスが大変だと、すぐ
に思ってしまうのではないでしょうか。デッキにはチークが使われ、確かに木は多い。でも、ヨーロッ
パの人達も同じなのでしょう。FRP製が重宝されるようです。また、50年や60年も前に建造された
木造ヨットをレストアして、新品同様に蘇らせる。そういう人達も居ますね。これだけ美しいヨットなら
ば、レストアの価値もあろうというものです。

日本でも、こういうヨットを乗る人達が出てきてほしいですね。美しいセーリング。こういう遊び方もあ
りますね。

次へ        目次へ