第五十一話 極論と妄想
先日、32フィートで全くキャビンが無いヨットというのをご紹介致しました。前話のヨットとは真逆です。デイセーラーのキャビン確保への発展とは反対に、純粋デイセーラーに向かうヨットもあります。このサイズでノーキャビン? ちょっと二の足を踏みます。せめて、狭くても、ちょっとは欲しい、それとトイレもあった方が万一を考えて。そう思うのが普通です。 でも、極論になりますが、ノーキャビンにする事で、セーリングに対しては大きなメリットが出てきます。何しろ、重心は低いし、内装が無い分軽くなります。軽い分、セール面積がそんなに大きくなくても、よく走るだろうし、面積が小さい分、取扱も楽にできるわけです。 ここまで割り切れたら、もう何も言う事無 し、でも〜? 車にコンバーチブルというタイプがあります が、天井は無い。しかし、雨が降ったら、後 部側から屋根を引き出して、天井を設置す る事ができる。そういう事ができればコクピッ トはメインサロンになります。ヨットにも、そう いうシステムができないかな〜?妄想です。 もし、できたら、キャビン無しでも妥協できそ うな気がします。でも、トイレは必要か。 キャビンは必要無いが、ちょっとした荷物置 き場とトイレだけ。そして収納式屋根? と言っても、この屋根はセーリング中には使 いません。使うとしたら、停泊中の雨の時か 寒い時にコクピットで過ごす時です。 食事したり、酒飲んだり。 完全に囲まれる なら、コクピットで寝る事だってできるかもし れません。まあ、今の処は有り得ません が妄想です。でも、あれば良いな〜。 お気に入りで、むちゃくちゃ格好良いヨットなら、多少難があっても良い。と言えるぐらい格好良くなくちゃいけません。どこかに抜群の魅力が無くちゃ割り切れない。 という事は、セーリングに魅力さえ感じれば、デイセーラーはもっと行けるか? セーリングの魅力、どうやって伝えたら良いのかもっと悩んでみます。 |