第九十六話 美しさ

美しさには大きなパワーがあると思います。もちろん、その美しさは人に寄っても異なります。しかし、誰が見ても美しいと感じるものもあるもので、恐らく、下の写真もそのひとつではないかと思います。クラシック系のデザインで、でも、古臭さは微塵もなく、洗練され、流行に左右される事も無く、多分、100年経っても、美しいのではなかろうか。

  

こんなヨットを自由自在に走らせる。それだけで良いとも思わせてくれる様な気もします。このヨットはオランダ製で、イーグル36という、もちろん、デイセーラーですが、一般的にデイセーラーは、そのデザインにおいて、キャビンという規制をあまり考えないで良い。だからこそ、こういうデザインが出来るのだろうと思います。36フィートにして、キャビンはバウキャビンのみしか造っていません。

  

コクピットはこんな感じでございます。キャビンは寝る処、それ以外はここで過ごすのが前提にあります。こんなスタイルも良いな〜と思います。使い方がある程度限定されるかもしれません。でも、そこがまた良いという考え方もあるのです。

セーリング理論を追求して、いかに速く走らせるかというセーリングも良いし、また、こういうヨットで、美しく走るというセーリングも良い。ある方曰く、ヨットは彼女みたいなもの、だそうです。

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