第八十六話 アレリオン30S

今年の秋にデビューするヨットです。アメリカ製デイセーラーに共通ですが、そんなに高いパワーを目指していません。どちらかというと、強風に強いヨットを基本に、マイルドなスポーツ性能、特別にハイスピードを狙うオーナーは別としても、一般的にセーリングを楽しむに、充分な性能だと思います。レーサー・クルーザー程ではありませんが、クルージング艇より速く、しかも、海面に近いので、スピード感もあって、面白いと思います。

排水量は2,890kg これに対してバラスト重量が1,193kgです。セールエリアはちょっと大きく43.2u。でも、バラスト重量が重いので、かなり強風には強いと思います。そして、SADRは21.9、マイルドなスポーツ度です。マストはカーボン製で、バックステー無し。
よって、メインセールはスクウェアートップではありませんが、大きなローチを設けています。気軽に乗れて、尚且つ強風に強く、スポーツ度もそこそこ、さらに、オプションではありますが、カーボン製のバウスプリットが設置できます。このセールはちょっと大き目と書きましたが、それはデイセーラーにあっての話で、クルージング艇よりは小さいセールですから、取り扱いはし易いと思います。

今回のアレリオン30には、ティラー仕様とステアリングホィール仕様の二通りがあります。これも選択できて良いと思います。まだ、写真もビデオもありませんので、イラストと図面を掲載致します。ティラーが良いか? ラットも捨て難い。デビューが待ち遠しいヨットです。

  
  
  ティラー仕様                               ステアリングホィール仕様

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