第二十五話 グッドサイズ 28


      

 
昔、いつかは30フィートなんて言っていたのを思い出します。でも、今日の30フィートはでかい。昔の30とは全然違っています。そこでお薦めなのが28フィート。充分なボリュームです。シングルにしても、家族にしても。写真は、もうすぐ日本にやってくるTES28、ポーランド製です。

ポーランドは、皆が知るヨーロッパモデルの下請けを長期にわたってやってきました。だからノウハウの蓄積も長い。そこから独自ブランドのモデルを立ち上げる造船所も少なく無い。特に、ヨーロッパが大型化していく中で、その小型分野をカバーしています。

プライベートで、ヨットの情緒を感じながら、気軽に旅の気分を味わう。28フィートで充分です。しかも、このヨットはステアリングホィールで、機走したり、帆走したり、ゆったりした気分で旅に出る。パワーボートとはまた異なるヨットとして情緒があります。

大き過ぎず、小さ過ぎず、自由に取り回しができて、使い勝手の良いヨット。友人と二人で旅を満喫する。温泉巡りも良いし、それなら家族も時には来るかな?写真の様に、沖止めして楽しむのも良い。ハイパフォーマンスヨットとは、また別の考え方の遊びがあります。


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