第二十九話 Flyer 33がデュッセルドルフに戻ってきた

   
   

フライヤー33 デイセーラー、クラシックなデザインはエレガントな様相を呈します。それが再び戻ってきました。このヨットは1980年代のカデットクラスワールドチャンピオンであったラトガーモー氏が自分自身の為に世界的に有名なデザインオフィスであるディクストラデザインオフィスにデザインを依頼したデイセーラーです。

残念ながらラトガーモー氏は病に倒れ、その後を受け継いだのがオランダのメンケンマリタイムです。世界がコロナで苦しめられてきた中、一号艇(マイナーチェンジはあるものの基本的には以前と変わりません)を建造、その後5艇が建造売されてきました。そして2023年のデュッセルドルフボートショーに出品、ヨーロッパはフライヤー33が戻ってきたと評判が上がりました。

これはなかなか良いサイズです。上の写真では分かりにくいですが、スターンはクラシックデザインらしい長いオーバーハングがあります。オリジナルとほぼ同じデザインですが、変わった箇所はバウのオープニングハッチの位置とトイレが電動で、プライバシードアを設置したとか等々。

取りあえず見た感じではかなり良い感じです。旧モデルの資料は持っていますが、詳細についての変更はどうか、これから確認して近いうちにリポートできたらと思います。


目次へ      次へ