第二十五話 NEW DESIGN
欧米では操作がし易く、ハイパフォーマンスのデイセーラーというトレンドがあります。B−Yachts,Wally Nanoなんかに代表されます。操作はコクピットのボタン操作です。そういうトレンドの中にもうひとつ、シックラー45というのがデザインされました。デイボートに対抗して、ナイトボートとか?何故、そう言うのかは解りませんが。 もちろんハイテクのカーボンを使ったり、ボタ ン操作。それに加えて、キールは左右にスウ ィングするキャンティングキール。45フフィート というサイズでありながら、重量はわずか、 3.3tしかない。それでバラストは1.5tですか ら、45%。そのキールが左右にスウィングす るのですから、これはまたすごい安定性になる と言ってもまだ出来ていませんが。でも、こんな デザインをするんですから、まあ、驚きです。 左の写真。ちょっと変ですよね。後部デッキが 油圧で上に持ち上がっています。これ、日陰 を造るんだそうです。係留中には、こうやって 日陰の箇所を作って、昼寝でもしようと言う のでしょうか?ハードタイプのビミニです。 後部にバーがあるんですって。 まあ、でも、面白い。こうして、いろんなアイ デアが生み出されるのは良い事ですね。 このまた斬新なデザイン。ワリーナノ顔負け です。このヨットがこのままで建造されるのか どうかは解りませんが、次々に新しいデザイン が生み出される土壌は、面白いものです。 まあ、日本でこういうヨットが進水するのは、 多分、数十年後でしょうが。 |