第15話 世界のヨット

日本にも世界中から多くのヨットが紹介されてきました。特に、大手のプロダクションヨット
は殆どが出尽くした感があります。でも、まだまだ多くの知らないヨットがあるんですね。
その殆どは少量生産、ある部分に絞って、高品質なヨット造りに励んでいます。



   
これもそのひとつ.オランダで建造されるCEカテゴリーA(OCEAN)、何とスタビリ
ティーカーブを見ますと、180度までプラス側のカーブ、つまりマイナスが無い
のです。約75度のヒールアングルでピークとなり、180度で0になる。という事
はまっさかさま以外は起きあがろうとする力が働いている。通常の外洋ヨット
でも120度から130度くらいですから、180度というのは驚異ですね。
それにこの内装はかなり造りこんでいるのがわかります。CEカテゴリーAという
のも頷ける。きれいな船です。

装備を見ますと、フラクショナルのセルフタッキングジブ、シングルハンド仕様な
のです。ヨーロッパのクラシックな雰囲気ですね。これも良い。忘れていましたが
33フィートです。幅は3mとやや狭い。波があっても乗り心地はソフトなはずです。
 

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