第三十七話 アレリオン33の”S”というタイプ
2010年の夏には、アレリオン33Sが完成しますが、この仕様から想像しますに、もっとセーリング性能を追及したヨットになります。従来のアレリオンですと、ジブブームによるダウンウィンドにおいて完結していました。もちろん、これによってシングルハンドでも、簡単に360度、効率良く走れます。しかも、このアレリオン33Sはセールエリア/排水量比が24.4という高い数値を得ているだけで無く、バラスト比41%、重心を低めるバルブキール、しかも船体自体が低い重心ですから、安定性というのも想像できようというものです。 さて、それを一歩進めて、非対称スピンをオプション設定に加えています。この事は、多分、クルーを伴う場合に、もっとエキサイティングな帆走を楽しみたいという事への応えとして、企画されたものと思われます。 まだ第一号艇が完成しておりませんので (2010年夏予定)、イラストですが、 プランとしては、アレリオン28のビッグサ イズ、ですが、ご覧の通り、非対称スピン がプランニングされています。 大きなセールですが、セールはいかように も変更できますし、マストトップからでは無く 一旦スピンハリを I ポイント近く迄降ろし て、そこからジェネカーの展開という、扱い 易い方法にする事も可能です。 それにファーリングジェネカーというシステ ムを導入する事によって、シングルも可能 になります。 コクピットのシート類の取り回しは、アレリ オン28とほぼ同じです。もちろん、、ステ アリング仕様への変更も可能です。 アレリオン33Sはさらに性能アップを図 っておりますが、従来のシングルセーリング に加えて、クルーを擁する時は、ご希望 によっては、もっとエキサイティングに走る 事ができるというものです。 オーナーズチョイスですね。 これは実に面白そうです。 自由自在感たっぷりで遊べますね。 |