第五十話 100フィートクラブ

スーパーヨットの世界、100フィートというのは充分にでかいサイズ、ところが今日サイズはさらにでかくなり、スーパーヨットの世界では140フィートというのが平均的サイズという事らしい。
そして、この不況の時、100フィートというのが見直されているらしいです。あなたも100フィート
クラブのメンバーに入りませんか?????

 

スーパーヨットはカスタム建造されます。しかし、この100フィートというサイズに、プロダクション艇を建造するビルダーが進出してきています。例えば、スワン100、オイスター100、イタリアのコマー社もコメット100を発表しています。もちろん、このサイズをプロダクション化するわけでは無いですが、そこはやはり、完全カスタムとは違い、内装レイアウト等のある程度のプロダクション化等によるコストダウンはあるようです。

時代は不況。これらスーパーヨットを求める層も全く影響が無いわけでは無いようです。どこまで進むか解らないサイズ競争、価格もうなぎのぼり。そこでサイズダウンの動きが出てきて、さらに、プロダクション艇造船所の100フィート建造への進出で、お求め易い価格になりました?
価格は500万から1000万ユーロ、だいたい6億〜12億程度ですから、安いもんです?

ところで、カリブ海の島周りのスーパーヨットレースがあります。もう15周年になるそうですが、今年のエントリーは40艇。最小76フィート、最大は180フィートのヨットがエントリーされています。
そう言えば、スタートは来週に迫っています。今からでは間に合いませんね〜。残念??



こうなってきますと世の中本当に不況なのかな? と思ってしまいます。不況だから100フィートクラブ?

ちなみに、下の写真がイタリアのコマー社が発表したCOMET100です。
  この他、コメット73、コメット80も発表して
  います。世の中不況だからこのサイズ。
  不況は一部に好景気をもたらしているよう
  です。  もう、何が何だか?

  こんな時代ですから、景気の良い話を!
  100フィートクラブのメンバーに是非どうぞ?
  

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