| ハーケンとセルデンから殆ど同時に逆回転するウィンチが出ました。以前にもご紹介いたしましたが、前々からこんなウィンチがあれば良いのにと思っていました。巻く時は良い。でも、シートをリリースする時は、セルフテーリングからシートをといて、出さねばなりません。それがウィンチが逆回転しますから、とっても良いかと思います。 大きくシートを出したり、引いたりする時は従来通りでしょうが、ちょいちょいと操作する事も良くあります。ジブシートをちょいと引いたり、ちょいと出したり、これなら片手でできる。という事は舵を持ったままできる。 ちょっと大きなヨットになりますと、メインシートは通常のブロックでテークルを組んだ艤装の場合、ファインチューンなるもので、細かい操作ができるようになっている場合があります。同時にこれは 引く力も軽減され、片手で出したり、引いたりもできる。これもひとつ。 最近のレーサーなんかですと、メインシートを一旦マストまでリードして、左右に分けて、コクピットのスピンシート用ウィンチにリードしているのがあります。ジャーマンメインシートシステムですが、 こういうのにリバーシブルウィンチがありますと、舵を片手に、メインシートを片手に操作が簡単にできる。こういのも良いかな～？セルフテーリングという機構も素晴らしいし、このリバーシブルも ウィンチにとっては画期的かなと思います。 ハーケンのリバーシブルウィンチは、ドラム横のレバーでの切り替えです。 ハーケン社製は、どうも今のところ電動ウィンチしか無いようです。シートを送り出す時、電動ですから、何かを巻き込んだりすると危険ですが、このウィンチ、ある一艇の負荷がかかるとストップするように出来てます。これは賢い。 もうひとつのセルデン社のウィンチはマニュアルです。 りウィンチハンドルにプッシュボタンあります。 構造はちょっと解りませんが、これを押して 回すと、リバーシブルになります。 これはなかなか良い。本体スイッチでは無い ところが良いと思いますね。 とは言って、もまだ使った事ありませんが。 こういうのが出てくると嬉しいですね。多分、今後、日本にもお目見えしてくるかと思います。そしていつか主流になって、普通になっていくんじゃないかと思います。まだまだ進化していきますね。 このふたつ、もちろん２スピードで回ります。 |