第十四話 マスト立て

本日は雨が降ったり、少しやんだりでしたが、合間をぬって、マストを立てました。

  前の船台では船底塗装を塗れない部分
  がありましたので、まずは船台を移し変え
  ています。












  マストをクレーンで吊り上げ














  マストはスルーデッキです。マストを入れる
  時に傷がつかないように、マスト部分はテー
  ピングして保護し、デッキ側もタオル等で
  保護しています。

  下まで降ろしたら、ステイのターンバックル
  を締めれば、とりあえずマスト立てはでき
  ます。これ自体はそう難しい事でもありま
  せん。






  マストが立ったら、クレーンのワイヤーを
  降ろせば、自重でおりてきます。マストを
  吊り上げる時はジブハリヤードを使って
  います。











  これで一応はマストは立ちました。
  後部側に見えるラインはバックステーでは
  無く、メインハリヤードが邪魔だから、後部
  にリードしているだけで、このヨットには
  バックステーがありません。

  その代わり、長いスプレッダーを後部側に
  スウィングバックさせて、チェーンプレートは
  サイドデッキの外側に張り出しています。

  サイドステーのアッパーを充分にテンション
  をかけると、マストがプリベントし、マスト
  トップ側はやや後部へ。

  バックステー無しのリグについては、また
  今度記載したいと思います。

  また、雨が降り出してきましたので、今日は
  ここまで、明日から、ブームやバング、デッキ
  上のシート類を設置していきます。






何にせよ、組み立てるだけなら、事はそう難しくはありません。多少の要領は必要ですが、マストを抜いたり、立てたりというのは、そう難しい事ではありません。難しいのは、調整の方ですね。最終的には、帆走してからになります。このヨットはステイがロッドなので、伸びは少ないですが、新艇のワイヤーですと、伸びも大きくなりますので、ある程度乗って、それから再調整という事になります。ですから、いずれにしろ、シェイクダウンの期間が必要になります。

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