第四十五話 アレリオン33S二号艇
アレリオン33Sの日本二号艇がやってき ました。シュリンクラップにスッポリ包まれ ています。 たまたま、連続して来たので、すごく売れ ているように思われますが。たまたま重な っただけです。デイセーラーはまだまだ、 でも少しは認知されてきたかなと思います。 トレーラーから船台を移し変えて、 やっと落ち着きました。 前のヨットと違うのは、ライフラインを設置 していない事とコクピットにチークを張って いる事です。ラインはライトグレー。写真は 少しブルー気味に見える? 相変わらずのジブブームとファーリングの セルフタッキングジブ。それにフルバテン メインセール。+ジェネカーという仕様は 同じです。 シングルの時はメインとジブで、誰かひとり 居れば、ジェネカーを。そんな感じです。 アレリオン33スポーツ 日本には2艇しか ありません。 さて、これから艤装です。新艇を艤装するの は楽しい作業です。でも、いつもながら緊張 します。 細かい仕様は少し違います。また、ご紹介 したいと思います。 その翌日、昨日ですが、取りあえずマスト を立てました。調整はまだまだこれからです。 ライトグレーのウォーターラインに黒の船底 塗装です。 デイセーラーを扱い始めて15年になります。最初の頃は全く売れませんでした。それが、10年を超えたぐらいから、年に1艇とか2艇とか、やっと少しづつ売れるようになってきました。その間に環境も変わりました。みなさんの意識も変わってきました。実は、私の意識も少し変化してきました。最初はシングルで乗れるという事を強調してきましたが、最近ではデイセーラーの持つ帆走性能にも注目しています。つまり、高い帆走性能を持つヨットが面白い。それをシングルでも可能にしたのがデイセーラーであり、ダブルハンドならアルコナをという、つまり、いずれにしろ、高い帆走性能を楽しむという具合です。走るものなら、より速く、でも、いかにという所が面白い。腕もあるが、性能もある。両方が良いコンビネーションを作れば、実に面白くなります。 良いヨットは、誰でも走らせる事ができる素直さがあります。そして自分の腕が上がれば上がるほどに、その面白さを感じさせてくれる。初心者からベテランまでとは、どこかで聞いたようなセリフかもしれませんが、もうひとつのデイセーラー、ハーバーヨットも含めて、本当に素直なヨットだと思います。 シングルかダブルかは、乗る側の問題です。どちらにしても、帆走を楽しむという点では、高い帆走性能、高い安定性、そして硬い船体が、走る、走らせるという楽しみを増幅してくれます。ヨット遊びにもいろいろありますが、面白いセーリングを満喫して頂きたいと思います。いろんな使い方がある中で、セーリングをするという基本的な事を、より面白く感じられるなら、それは何より。 |