第九十七話 NEW WINCH

リューマー社から新しいウィンチが登場しました。名付けて、REVO WINCH だとか。これは電動ウィンチなんですが、逆回転するウィンチです。この逆回転のリバースウィンチは、ハーケン(電動)でもありましたし、セルデン(マニュアル)でもありました。しかし、今回のはちょっと違います。




このビデオを見ただけではちょっと解りにくいかもしれませんが、ビデオの様に、セルフタッキングジブシステムとなるウィンチだそうです。左右のジブシートがそれぞれのウィンチ(電動)にまかれています。どちらも逆回転するウィンチです。

それで、タッキングしようとする時、スイッチをひとつ押しますと、風下側のウィンチは逆回転して、ジブシートは出ていき、風上側のウィンチは通常の巻き取り方向に同時に回るというものだそうで、それで、タッキングがボタンひとつで、後は左右のウィンチがやってくれるというものです。つまり、電動ウィンチを使って、セルフタッキングができるというものです。

リューマー社はリバーシブルウィンチに関しては後発です。ですから、こういう事を考えてくる。ただのリバーシブルウィンチじゃないぞ、てなもんでしょうね。もちろん、通常のウィンチとして使えるのは当然です。各社、いろいろ研究して、いろんな物が出てきます。使えるか、使うかは別としても、いろんな開発をしてくれる。実に有難い事です。

どんどん新製品が開発されますが、他に何かこういうものがあれば、という物は何でょうか?
ちょっと思いつきません。もういろいろ揃ってるな〜。 そうそう、できれば、ウィンチを一切使わずに、全ての操作を手で引けるようにならないかな〜?何らかの装置が隠れていて、引く力を何分の一かに軽減してくれる装置。そうしたら、舵持って、全てのロープを片手でひょい、電動ウィンチ使うより、操作の面白味があるような気もしないではありません。手で引く感触も味わえますし。

それから、もっと望みたいのは、ファーリングジェネカーをファーリングジブのように設置しっぱなしにできれば、これは良いな〜。いちいち上げ下ろししなくて良い。それには、紫外線対策と、確実にきれいに巻けるようにしないといけませんね。

考えれば、いろいろ欲求はあるものです。

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