第九十六話 メインサロン

デイセーラーのメインサロンはコクピットなのであります。雨さえ降らなければ、キャビン内で過ごすより、遥かに気持ちが良い。それを如実に表したのがこのヨット。

  もちろんデイセーラーです。
  コクピットを見ますと、折りたたみ式のテー
  ブルがあって、冷蔵庫もあって、シンクも
  清水も、ここにあります。キャビン内には
  ギャレーなんかありません。

  まさしく、ここは寛ぎの場所でもあります。
  ここで料理なんかするわけじゃ無いでしょう
  が、持ち込んで来れば良いわけですし。




キャビンが広いよりも、コクピットが広くて、そこをメインサロンとして見るというのは、とっても良いアイデアでありますね。実際は、皆さん、同じようにコクピットを使われます。そうなら、デイセーラーのキャビンが狭いと言っても、広いコクピットがあるんですから、全然問題は無いはず。

大抵のデイセーラーは、ここに、こんな装備を設置しているわけではありませんが、考え方として、コクピットをメインサロンとみなすだけで、キャビンはそう必要は無い。寝る時とトイレぐらいでしょうか。ならば、キャビンはそんなに広い必要も無い。それに、デイセーラーという気軽なハイパフォーマンスセーリングを味わえる。

  すると、こんな感じになりますね。
  どんなにでかいキャビンであろうと、キャビン   内に入り込むより、余っ程良いと思います。

  桟橋でも良いし、どこかでアンカー打って
  でも良いし。ちょっと見方を変えてみれば、
  いろんな使い方があるかもしれません。

  ティラー式なら、もっと広く使えます。
  




多くのデイセーラーのコクピットは広いですから、セーリングを楽しんだり、サロンとして有効に使う事も考えれば、通常の使い方において、デイセーラーで十分ではないかと思うのですが。夜間だったら、ランプをブームから吊り下げても良い。

コールマンにこんな照明がありました。LEDラ
イトで、四方に照明があり、しかも、一個づつ
取り出して、個別に使う事もできる。

ちょっと面白いんじゃないでしょうか?







今日の一曲 レイチャールズ Song For You

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