第百話 ツーリング

バイクではみんなで一緒に走るツーリングというのがあります。ヨットの場合、誰かを誘うのは、一緒に私のヨットに乗りませんか、というお誘いです。でも、下の写真を見て思いました。ヨットでもツーリングできたら、結構面白いのではなかろうか?

       

先日は、気持ちの良いセーリングでした。暑くも無く、寒くも無く、セーリングシーズンの到来という感じでした。それで、他のヨットもいろいろ出ていたのですが、行き交うヨットに挨拶を交わし、去っていきます。でも、もし、一緒に並走していったり、先導したり、そういう一緒に走るというのは、結構面白いものがあるのではなかろうか?

もし、お互いに無線機でも持てば、コミュニケーションも図れます。シングルハンド同士のヨットでも良いし、或は二家族でも良い。一緒に走れば、単独走とは違う面白さがあるような気がします。ただ、性能が近い方が良いわけで、それなら同じぐらいのサイズの方が良い。さらに言うなら、写真のように、同じヨットならもっと良い。

これはレースではありません。レース的に走る部分もあるかもしれませんが、あくまでツーリングですから、あまり熱くなると、このツーリングを壊しかねません。ですから、互いにコミュニケーションを取りながら、リードし、リードされ、並走する。もちろん、時には、レースしても良いわけです。これはあるようで、無い、そんな使い方ではないでしょうか?

シングルで単独セーリングする時は、セーリングの探求をする。でも、ツーリングの時は一緒に走るという事を楽しみます。一緒にピクニックセーリングです。こういう事もたまにできたら、楽しいのではないかと思うのですが? 互に親しい者同士の家族なら、もっと楽しめるかもしれません。或は、こういう行為を通じて親しくなっても良い。

マリーナでは親しいお付き合いも、出れば単独セーリングになります。しかし、こういうツーリングを企画しても良いのではなかろうか?一緒に乗りましょうも良いが、一緒に走りましょうも良い。

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