第45話 新艇を造る

TALK&TALKでいろいろ書いてきましたが、それを一歩進めて、新しい企画に入っています。
小型ヨットをシンプルに乗るという事をテーマに、いろいろなヨットを探して、代理店をしています
が、新艇はやはりそれなりの金額になります。それで、もっと予算に限りがある方、中古を考え
ておられる方に何とかできないかと考えてきました。

既存の中古ではなかなか良いのがありませんし、あってもかなり古い物ばかりです。誰でも、
新しい方が良いにきまっています。でも予算がある。それで、あるヨットにかなり手を入れて、
元は中古ではあるのですが、見た目は新艇同様と言えるくらいに仕上げる。この作業に入り
ました。まあ、言ってみればレストアとも言えますが、そのヨットの新艇時の姿をそのままきれい
に蘇らせるという手法では無く、これをベースに作り変えていこうと思っています。

実際は新艇とは言えませんが、新艇を建造するという考え方を持っています。現在、デッキ上の
全ての部品を撤去、内装部材も全て撤去しました。船体だけのどんがらだけになったわけですが
これから、部品取りつけ穴などを全て埋めて、内外とも完全にきれいにします。これで船体は新品
同様になります。どのようにアレンジしていくかは、現在まだ進行中ではありますが、基本的には
チークを使ったトラディショナルな雰囲気を演出していこうと思います。

コンセプトはもちろん、シングルハンドのデイセーリングです。できるだけウッディーな落ち着きのあ
るヨットに仕上げるつもりです。もちろん、セルフタッキングジブを採用しようと思います。価格をでき
るだけ抑えつつ、且つ、美しいヨットを目指すつもりです。完成にはまだまだ時間がかかりますが、
その際はホームページに掲載したいと思います。

かなり難しいテーマなのですが、やりがいのあるテーマです。仕事柄、海外のヨットはかなり見て
きました。やはり、アメリカ東海岸のちょっとクラシックなヨットは良い雰囲気を持っています。でも、
これらは高い。それで、安く、そういうヨットができればと考えております。

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