第四十六話 シンプル

我々の癖なのかもしれませんが、この先、あるかもしれないあらゆる状況を想定して、全てに対応しようと考えます。そうなると、いろんな物が必要に思えてきます。私の周りにも、たくさんの使わなくなった物で溢れています。

シンプル イズ ベスト という言葉が一時期流行りましたが、これは、必要な物だけあって、余計な物は要らない、本当は、そう思える心がベストなんじゃないかと思います。心がシンプルになる。何故、我々は物で埋め尽くすのか? 多分、満たされていないからではなかろうか?と想像します。

もし、セーリングが面白くなったら、そこに充実感が湧いてきて、それに必要な物と不必要な物が明確に解ってくる。それが結局、シンプルで良い、シンプルの方が良い、という気持ちにさせてくれるのではなかろうか? シンプルというのは、その目的に対しては充実しているという事だと思います。それさえ充実すれば、他のことはどうにでもできる、或は、たいした事では無いと思えてくるのかもしれません。

という事は、何を最も味わいたいかが、明確であればある程、より楽しむ事ができるという事になると思います。

  
  オプティオ9

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