第六十話 ニューアルコナ465



      
当社扱いで、もうひとつのヨット、パフォーマンスクルーザーにアルコナ465がデビューしました。今日では、大きなヨットでも、ダブルハンドで充分にハイパフォーマンスを楽しめるようになってます。デイセーラーとの違いは、シングルハンド仕様では無い事です。それと、キャビンの広さです。

どちらも、セーリング重視で、そのパフォーマンスを楽しむのが基本コンセプト、それをシングル想定にするか、ダブルハンドにするかの違いで、キャビンを軸に想定したわけではありません。ただ、キャビンも充実してますが、考え方としては、付加的だと思います。

旅において、セーリングを軸にする事はあまりありません。旅はどうしてもエンジン使用が多くなります。それで、セーリングはというと近場において楽しむものという事になります。つまり、普段のセーリングをどう考えるか次第になります。

建造する側の立場でヨットを考えると、セーリングパフォーマンスをどういう位置に置くか次第で、そのヨットのデザインや構造や建造方法まで決まると言えると思います。そして、完成後のヨットを見て、セーリング重視のヨットかどうかを見分ける最も簡単な方法は、メインシートの位置だと思います。メインシートがブームエンド近くから取ってあるヨットは、程度問題はあれ、セーリングを重視していると見て良いかと思います。また、オーナー側としても、ヨットの選択においては、セーリングをどういう位置付けにするかという、考え方次第だろうと思います。

        

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