第八話 計器



      
セーリングを科学するのがテーマです。それで再三言ってますが、やはり計器が欲しいと思います。いかなる時でも、風向と風速を知り、その際のヒール角度やボートスピードをフィーリングでは無く、客観的な数値のデータとして得られる事は、セーリングの解明に非常に役に立ちます。

上達してその後なら無いでも良いかもしれませんが、これからならば、やっぱり感覚だけに頼らずに、計器で確認して、その客観的ノウハウを積み上げた方が良いと思います。それに、ボートスピードなんか見てますと、結構面白かったりしますので、これは是非、お勧めですね。

風向風速計、スピード計、ついでにデプス、ヒール計(コンパスについてたりもします) 上って、ギリギリまで行く時、実際に風向何度なのか? その時、風速は何ノットで、ボートスピードは何ノット、さらに何度ヒールしているか? これらが簡単に解りますから、これら計器を見る事に慣れてしまうと、それがいつの間にか記憶されます。それで、走った時、前よりも何故か遅いな〜とか、今日は何故前より速いんだろうとか、そんな事が客観的に、簡単に解る様になります。人間の感覚は鋭いのですが、案外いい加減な処もあります。そのいい加減さも、計器を見る事で、だんだん鋭くなって、上達してくると、計器は不要になるかもしれません。しかし、取りあえずは計器で遊びましょう。

メーカーはいろいろありますが、下の写真はB&Gです。表示部は全部同じで、センサーさえ設置すれば、スイッチの切り替えでどれにでも切り替える事ができます。でも、表示部は最低2個は欲しいです。風向風速とボートスピードは切り替え無しで同時に見たいですから。これにプラスヒール計です。ヒール計はバルクヘッドコンパスなんかですと、一緒に付いてたりします。


 コンパス下部がヒール計です。
        

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