冬山に上るのは大変な事で、同じ山でも夏とは大違い。でも、夏山でも充分に登山として堪能できる。それとヨットも同じで、軟弱とはちょっと言葉悪いですが、もっとゆる～い冒険でも充分楽しめます。私、軟弱派でございます。世界とか日本一周とかも挑戦したいとは思っていません。それより、近場で、繊細なセーリングとか、ちょっとしたスリルとか、そういうお気軽な方を楽しみたいと思います。

それだけに、短時間に集中力を発揮して、繊細なセーリングを感じたい。その時のスピードだけでは無く、操作における、そこからの微妙な変化を感じて、そこを楽しみたいと思います。年に一度の大冒険よりも、しょっちゅうできる小冒険、だからデイセーリング重視であります。

セーリングすると誰でも感覚は鋭敏になります。それをさらに集中力を発揮して、もっと繊細になると、いろんな変化に気付けます。気付けるから操作する意図が生まれます。気付けるから、その変化が面白くなります。そうなると、微妙かどうかの問題では無く、変化が解るかどうかの問題に過ぎない事になります。大きな変化は誰にでも解る。でも、鋭敏な感性はその大きな変化さえ感じ方が違ってくる。つまり、面白さの度合いが違ってくる。

そういうデイセーリング、スポーツセーリング、軟弱な冒険、プチ冒険の薦めです。気楽なのに面白いんです。だからしょっちゅうやれます。近場で狭い範囲の海域かもしれませんが、深く味わっていきます。