第三十八話 似合う事、似合わない事



      
デイセーラーに似合わないのは、これはもうキャビンにまつわる事です。 天井は低いしスペース的にクルージング艇のキャビンに比べたら狭いですから、やれるけど、あまりやりたく無い。 キャビンに籠る、キャビンで宴会する、キャビンで長期に渡る連泊、長距離、大人数で乗る事、凝った料理等々。

デイセーラーに似合うのは、セーリング、キャビンは昼寝か1泊、2泊程度、少人数、近距離、料理はしないでお湯を沸かす程度、宴会はコクピット等々。 こう割り切れれば、デイセーラーは気軽に付き合えるヨットです。

この反対側に居るのがクルージング艇です。 さあ、どう割り切れるか? これはデイセーラーに割り切るという事もあるし、クルージング艇に割り切るというのもあります。どっちも割り切る必要があります。 理屈で考えて割り切れるものでは無いかもしれません。否、理屈でいけば、クルージング艇の方になる事が多い。 でも、感覚的には、また別の話になります。 どっちに魅力を感じるか? ヨットは遊びですから、感覚重視なのではないかと感じます。魅力で選ぶか、理屈で選ぶか?

        

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