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さて、お次はサンビーム30.2.写真を見ると紛れもなくクルージング艇ですね。でも、良く見ると、メインシートをブームエンドからリードしてある。これだけでセーリングを重視している事が解る。この造船所のコンセプトはラグジュアリースポーツクルーザーと銘打っている。
このヨットはCE規格の”A"のオーシャンを取得。風速40ノット以上、波高4m以上での単独走行を可能にしている。全長:9.5mに対して幅が2.96mと少し細身。吃水は1.7m、排水量4,300kg、バラスト1,600kg、いわゆるバラスト比は37.2%。 こういう外洋を可能にするクルージング艇にはこのバラスト比は有効です。しかし、この比率というのは沿岸のセーリングにはあまり関係無い。
セール面積は50.80u(メイン+ジェノア)、いつも見るSADRを計算すると19.5となる。この数値はクルージング艇としては高い。そして、仕様書とオプションリストを見てみると、そのヨットの方向性が見えてくる。造船所がどういう可能性を設定しているか?それが造船所のこのヨットに対するコンセプトになる。
前のサンビーム28.1は標準セールからスクウェアトップ等のセール設定があった。つまり、標準仕様より高い帆走性能の設定があった。一方、サンビーム30.2ではマストファーラーの設定がある。つまり、標準仕様からよりクルージング性への設定という事になる。この違いはサンビーム28.1は沿岸でのセーリングと旅を想定し、だからよりセーリングを重視し、サンビーム30.2の旅は外洋への旅をも含んでいる。もちろん、このヨットを沿岸セーリングとして使うにしても、標準でのセーリングレベルは19.5でありますから、結構楽しめる。
さて、こういうヨットだとキャビンの充実感も高い。内装木材はアフリカンチークのハンドクラフト。これを見たらクルージング艇そのものだ。でも、SADRは19.5もある。そこがサンビームヨットの特徴と言える。

内装の360度パノラマ写真があるのでご覧頂きましょう。 360度パノラマ ←クリック
旅を楽しむ為のヨット、セーリングを楽しむ
為のヨット、このふたつのバランスをどこで
取るかでそのヨットの全てが決まると言って
も過言では無い。
このヨットはティラーが標準、もちろん、ラット
仕様にもできる。メインファーラーにして、電
動のウィンドラスにして、ドジャーを設置して
とよりクルージング寄りにもできるし、メイン
シートをダブルにして、トラベラーを設置して
ジェネカーを設置してとセーリングをより重
視とする事もできる。
標準仕様はヨットの基本位置を示し、そこか
らどういう方向性を持つかがオプションに寄
って示される。だから、仕様書とオプション
を見る時は想像力を発揮してください。
サンビーム30.2は日常のデイセーリング
を楽しみ、そのうえで外洋の旅も楽しめるヨ
ットと言う事で、デイセーラー/外洋クルー
ザーという事にしましょう。
標準仕様価格:108,504ユーロ
以下はサンビームヨット社が建造する各モデルです。
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サンビーム22.1 |
サンビーム24.2 |
サンビーム28.1 |
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サンビーム30.2 |
サンビーム36.2 |
サンビーム40.1 |
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サンビーム42.1 |
サンビーム53.2 |
サンビームヨット |
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