| ヨットをしようと思ったきっかけは、ヨットで旅がしてみたい。そういう方々は少なく無い ようです。人は旅が好きなのでしょう。それもヨットで行く旅なら、気分も上々、冒険心 も好奇心も、優雅さも満足させられます。そして、それが自分で気に入ったヨットで、 行けるなら最高です。 この写真のヨット、きれいですね。コクピットに座っている女性、スカートはいて クルーでは無い事は明らかです。ゲストですね。つまり、これはシングルハンドで 操作しています。こんなヨットで旅ができたら再考、いやいや最高でしょう。手前 の男性はラット握って、ウィンチはジブシート用、メインシートは油圧式で、ボタン 操作。実はジブウィンチも電動です。こんなんで快走するなら、ショートな旅でも 良いんじゃないですか？１泊から２泊程度で、快走の旅です。 ロングな旅は必ずや時化に合います。程度の差はあれ、だいたい時化に遭遇 すると思った方が良い。それを耐えて、乗り越えてこそヨットマンと言うかもしれ ませんが、何も時化に耐え抜かなくても良いではないですか、誰でも時化には 合いたく無いものです。冒険心を満たすロングも良いでしょうが、こういう快走で も素晴らしい感覚が得られます。ロングを走る前に、ショートを徹底的に快走し てみてはいかがでしょうか？大きなヨットでも装備さえ整えれば快走できる。装備 は快適にキャビンで過ごす為より、快走を優先しましょう。でも、このヨット、 気軽に快走していますが、抜群のスタビリティーなのです。だから、大きな セールを展開できて、ブローにも強い、こういうヨットの本質的な部分をきちんと おさえています。だから、安心して快走できる。シングルハンドは何でも舵の近く にあるから、手が届くからシングルが可能というのは、ちょっと不充分なのです。 いろいろな要素がある中で、重心の低さ、これは最も大切ではないかと思うので す。その上で性能が高ければ言う事無し。 |