第十三話 計器の今


      

 
最新の計器はマルチ表示。センサーさえあれば、風向風速計にもなるし、スピード計、デプス計、コンパス、GPS、AISだって表示する。セーリングを楽しむなら、これを使わない手は無いでしょう。変化が見て解る。より気分も上がるってなもんです。

上の写真はレイマリンのi70Sです。また、B&Gにもマルチ表示が出ており、こちらはToritonシリーズ。昔みたいに、それぞれの計器にひとつづつ、何個も設置する必要が無くなりました。同時表示でいくつも表示できますし、切り替えてひとつづつでも表示できます。風向風速計とスピード/デプスぐらいは欲しいかなと思います。

また、表示画面がもっと大きいタイプもあり、それだとGPSの海図表示までできます。ティラー仕様なんかだと、キャビン入口の横とかに設置している例もありますし、ラット仕様だとお決まりのステアリング前とか、計器の表示部は1個でも良いし、小さいのと組み合わせても良い。まあ、ゲストを含めて、皆が見える場所が良いとは思いますが。

計器はセーリングの状態を客観的に確認できます。だから、セーリングの探求には大いに役立ちますが、それだけでは無く、これらがあれば、見て楽しむという面もあります。ゲストが見ても、ちょっと説明すれば、なるほどと、これも楽しさの演出にもなると思います。今時の計器は優れてます。当然ながら、オートパイロットとの連動もできます。



これに将来AIなんかへと発展するとどうなるんでしょうね。セ―リング操作の指示が出たりなんかするかな? これからのセーリングに計器は欠かせ無くなるのではないでしょうか?

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