第十話 MORE イーグル 38 


      

標準はアルミマストとノースのノーダックセール、もしもっと高いレベルのセーリングをお望みならば、カーボンマスト、ノース3Diセールなんかにも変更する事ができます。



写真のチークデッキが標準装備です。実は舵はティラーが標準なのですが、ラット仕様を日本仕様にしています。このヨットならティラーよりラットの方でしょう。



ジブシートウィンチはステアリングのすぐ横ですから、舵を握りながらでも容易に手が届きます。ジブセールは小さいですからウィンチ回すもそう大変ではありません。しかし、この写真の様に全て電動にする事もできます。メインシートの出し入れも電動(キャプティブウィンチ)、操作パネルは左右に設置されてますから、どちらからの舷でも操作はボタンのみという最もイージーな仕様にも可能です。右舷の大きなパネルは油圧でバックステーとバングのコントロールです。



ジブセールのファーリングドラムはデッキ下に内蔵され、バウピークから少し後ろ側、という事はジェネカーやコードゼロを展開するに、バウポールは必要ありません。バウピークから展開する事ができます。



さて、セーリングには関係ありませんが、写真のアンカーは、このまま上部側に持ち上げて回転させバウに設置、使わない時は写真の様に収納されますから、普段は見えません。



標準の吃水は1.25m、オプションで深いキールにもできます。この場合は1.85mです。



このヨットの決め手はセーリング性能もさる事ながら、このデザインの美しさにあります。その美しさを簡単にシングルでも自由自在に走らせる事ができる。ここにつきます。



キャビンは少人数(3人分)のバースというシンプルな構成のワンルームです。デイセーリングが主で、クルージングではウィークエンドの1泊か2泊する程度です。デイセーラーの考え方に共通するのは、日常のセーリングとウィークエンドの近場への旅、だから気軽になれます。



このシンプルなキャビン、もしこれで充分だと思う事ができれば、最高のセーリングとそのフィーリングを堪能する事ができます。このヨットの主たる場所はコクピットです。

イーグル 38 まだまだ次話に続きます・・・・・

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