| スポーツヨットとクルージングヨット、何が違うのか？決まった形があるわけでは ありませんが、実際の運用面を考えて、シングルかダブルで充分動かせる必要 はあると思います。それ以上の人数が必要となると、ちょっと稼働率が悪くなる かもしれません。 まずは、セーリングを楽しもう、セーリングしにいこう、ドライブ感を味わおうという オーナーの意識が必要です。それがあれば、何も食料を大量に買い込む事も 無く、コンビ二の弁当とお茶で充分、或いは、短時間ならペットボトル１本の飲み物 があれば充分。まずは、オーナーの気持ちが軽い事が必要です。 行き先は特には決めていない。或いは、近くに島でもあればそれを１周してくる。 風向風速計とスピード計はあった方が良い。いつもそれを見て、風向と風速、それ に対する艇のスピードを見る。クローズぎりぎりで走る。これ以上上ると裏風が入る それのぎりぎりで走る。その時のセールのトリミングをどうするか。 ジェノアカーの位置はとりあえず、フットとリーチの両方に均等にテンションがかかる 位置、それで目一杯引き込む。リーチ部がスプレッダーに接触する。メインシートも トラベラーのカーは中央で、目一杯シートを引きこむ。これでヨットはどんな風に走 るだろうか。その時の風速は何ノット？艇速は何ノット？ヒールは何度ぐらいヒール しているだろうか？これが基準となる。 もし、ヒールが大きく、サイドデッキが海水で洗われるようなら、ヒールしすぎ。ヒール しすぎると、ヨットは風上に上ろうとするから、真っ直ぐ走るには舵で風下の方にきら ないと真っ直ぐ走らない。それで舵は抵抗になっているので宜しくない事になる。 まあ、２０度ぐらいのヒール角度なら良いんじゃないでしょうか。そこでちょっと風を抜く でも上り角度はキープしたいなら、反対舷のジブカーを少し後ろにずらしてやる。 それでタックすると、新しいタックではジブカーが後部にずれている為、セールのクリュ ーに対するシートの引き込み角度が変わっている。よろ後ろから引くという事はセール のフット側によりテンションが大きくかかり、リーチ側は少し緩む事になる。するとリーチ は少し開く、開いた所から風が抜ける。でも、セールの下部はタイトサイドステーにぴっ たりくっつく。上部で風を抜き、下部で角度を稼いでいる。 メインセールも同じ事。シートを緩めれば、角度が開く、それで、トラベラーのカーを風上 側に引き上げる。シートが緩むという事はリーチのテンションが緩む、でも、トラベラー カーを引き上げる事によって、セールは再び内側に入ってくる。 加速をするなら、少し進行方向を落として、セールを少し緩めて加速、そして再び上る。 とにかく、スポーツセーリングはセーリングに意識を置いて、より良い走りを目指す。 しかしながら、レーサーではありませんので、キャビンも充実して、ちょっとロングに出る 場合でもヨットにゆったり寝泊りできる装備を備えている。 コマー社ではクルージング艇もセーリング性能を考慮してスポーツとしての考え方を持っ ています。そして、さらにオープントランサムはさらに、そのスポーツカー的デザイン。 これを家族で乗るんです。従来ならレーサーかと思わせるような外観デザインも、少し その様相を呈したスポーツヨット。さすがはイタリアです。   これファミリースポーツヨットなんです。そして内装はこれ  COMET41S |