第十九話 日常にちょっとした感動と冒険を

このフレーズはホームページの最初の言葉、全てはここに尽きる。たいそうな事は
しなくても、ちょっとした冒険で、チャレンジで、思わぬ感動を体験する事があります。
人生そのもがチャレンジでもありますが、そこにちょっと味付けをして、そこに新たな
チャレンジ、小さなステップを持ち込み、そこから別の世界の感動を得る。そんなのも
良いんじゃないでしょうか。それには条件がひとつだけあります。小さくても良いから
1歩進む行動が必要です。それがジャイアントステップにもなる。そんなフレーズも
どこかにありましたね。

チャレンジをしなくなった途端、ヨットは退屈になります。そうなったらヨットは単に浮か
ぶ魚の隠れ家になる。魚にやさしくしてやるのも良いですが、せっかく手に入れたヨット
をそれだけに置いておくにはもったいない。前話にも書きました通り、何かをしなけれ
ばならないわけではありませんが、できる事は何でもチャレンジしてみる事をお奨めし
ます。

面白いというのは感動しているわけで、人生には感動が必要です。その為には小さな
ステップが必要なのです。という事は何もしないで退屈だといってるより、何かをした方
が良い。何かをすると必ず抵抗がある。せっかくセーリングに行こうと思ったのに雨が
降る。それなら、その時は違うできる事をする。雨が降ったから嫌だと思うより、本でも
楽しんだりしたら良い。意外と家で読むより集中できるかもしれない。風の吹かないセー
リングでも違う事に気づくかもしれない。そうこうしていると、いつか思わぬ感動にぶち当
たります。しなければ、何も無い。まあ、何かをすれば、何かの反応があります。
何もしなければ何も無い。抵抗も無いかもしれないが、感動も無い。何も無い人生が良い
ならそれも良い。でも、退屈な人生を好む人はそうはいないでしょう。

人はスリルとサスペンスを好む。少なくとも自分で無ければ。映画が面白いのもそこにあ
る。他人の人生でバーチャル的に味わえる。映画の主人公が世界一周をするのを見る
のも良い。しかし、自分で2時間走った方がはるかに面白い場合もある。大きな冒険は
映画の主人公に任せて、自分では小さな冒険をしてみましょう。全ての方々に、一度で
良いから、すごい感動を味わってもらいたいです。それには小さなステップでも良い。
日常に小さな感動と冒険を!

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