第108話 読者からのメール
”週末に海へ出るクセ、マリーナへ行ったらすぐもやいを解くクセ、とりあえず港を出
るクセをつけると、桟橋を出る敷居が低くなりました。どうもこの敷居はまたがないと
ますます高くなるもののようです。”
このようなメールを頂きました。全くその通りだと思います。敷居は常に低く、低く。でも、
何故、敷居は高くなってしまうのでしょうか。自転車にしばらく乗らないからと言って、敷居
が高くなるなんて言わないですね。車でもそうです。でも、ヨットは敷居が高くなると感じま
す。なんでだろ〜、なんでだろう〜。
やはり、ヨットは特別という意識が我々の中にあるからではないでしょうか。ヨットに乗ると
いう行為は特別の行為で、それだけエネルギーが必要で、大小にかかわらず、よし乗るぞ
という決心が必要なのかもしれません。
昔、テレビでワンパクフリッパーというアメリカのTV番組があったのを覚えておられるでしょうか。
非常に賢いイルカが登場する番組です。あの中で小学生ぐらいの子供がボートのエンジンをか
けて、一人で走りまわるシーンが当たり前のように出てきましたが、子供心に関心していました。
何ら、普通の出来事なんでしょうね、あの子供にとっては。
ヨットが普通の出来事になって、何ら特別意識が無くなるとどうなるんでしょうかね。
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