第126話 デザイン
デザインは重要です。見た目のデザイン。これも大切な事です。遊びですから、気に入った
デザインである事は大切、乗れれば良いなんて時代ではありません。美しいデザイン、クラ
シック、モダン、イタリア人のデザインはさすがですね。この世界でも彼らのデザインは近代的
で美しい。とても真似のできるものでは無い。
性能としてのデザイン。殆どの方々が一生のうちにそう多くのヨットに乗って,比べるという事は
無いですね。それにヨットの普及率がまだまだという事を考えると、デザインの違いが解らない
というのが現状ではないでしょうか。このヨットはこう、時化た時はこう、強風の時はこう、波が
高い時はこう、とか評価するのは相対的です。ある日、異なるヨットに乗って、何て楽なんだ、
或いは、何でこんなにしんどいんだなんて、比べて始めて解る事です。ヨットがどんどん普及して
いくと、いろんな情報が入ってきます。それによってもっともっと解ってくるでしょう。
軽いヨット、重いヨット、重心の高いヨット、低いヨット、セールエリアとの関係、排水量の関係、
船底形状、キール、これらが全て複雑に関係して、ひとつのヨットが出来あがる。そういう相関
関係を取りあえずは数値で確認する。そしてどういう性格かを見る。ヨットは妥協の産物です。
そういうと夢を壊すようですが、本当です。あちらを立てればこちらがへこむ。そういう関係になって
います。ですから、自分がどういう風に遊びたいかに照らし合わせて、選択しなければなりません。
広いキャビンで、重心が低く、走りも良く、頑丈で、且つ安い。こんなのはありえない。
広いキャビンは重心が高く、重いヨットは微風では動かない、頑丈なヨットは重く、もし軽ければ
価格が高い。だから、どれを選択するかは重要なのです。価格も重要、デザインも重要です。
走らなくても頑丈なのが良いとは良く言われます。クルージングだから。それも一理ある。しかし、
走ればもっと面白い。これは事実ではありませんか?だからといって軽いヨットをお奨めしている
わけではありません。使う場所と遊び方を考えましょう。
最も重要なのはデイセーリングではないでしょうか。デイセーリングで楽しく遊べる事。これは重要
です。ある方がこう言います。”良いヨットは見た目も美しい”
デイセーリング、シングルハンド、イージーセーリング & ビューティフル
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