第二話 リアルクラシック

   
   

アメリカの東海岸には、こういうクラシックなデイセーラーを建造している造船所が結構あるようです。今日のヨットの性能から見ても、決して速いわけでは無いだろうし、キャビンが広いわけじゃないし、特別な性能があるわけではないだろうと思います。でも、雰囲気は良いですね。今時のヨットより面倒くさいと思いますよ、操船も、メインテナンスも。でも、良い味出してる。

こういうヨットが現在でも愛されている理由はノスタルジー? また、こういうヨットが走る背景の美しさがあると思います。その町の全体のイメージと言いますか、絵になる。

要は、速いからじゃない、キャビンの広さなんてどうでも良い、面倒くさい操作も、メインテナンスさえも喜ん楽しめる人達が少なく無い。クルージングだ、レースだというジャンル以外にも楽しめる方法はある。自分で磨いて、むしろメインテナンスを楽しむ方が多いかもしれないが、たまにセーリングして、その味わいを楽しむ。こういうのも良いですね。


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