第十四話 スぺシャル ヨット(Very Cool)

   
   

第十一話でご紹介したサンビーム32.1のビデオです。このビデオではこれまでのヨットとは異なるスペシャルなヨットとして紹介しています。それはコンセプトの事もありますが、新しい手法としての紹介もあります。ビデオを見ると解りますが、後部からサンデッキと言いますかプラットフォームが電動で延長して出てきます。これによって広いコクピットの空間が生まれます。これには、ちょっと驚きでした。 もちろん、どこかにアンカー打って、そこで楽しむ時に使う事になるんでしょうが、こんなアイデアが出たもんだ。

それからバウデッキの広さに対して、ハル側はそこまで広がっていない。このフレアーが波をデッキ上に上がらせないでしょうね。さらに、ビデオではインテリアは秀逸でとてもほめ、スぺシャルヨットと紹介しています。この人造船所の人では無いようです。一般の人? デイセーラーのウィークエンド機能を強調したデザインでしょうね。

この斬新なデザインがヨーロッパでの話題となっている様です。オーストリアは保守的なイメージを勝手に持っていましたが、どうして、今後のヨーロッパの動きが楽しみです。これまでの沿岸用クルージング艇のキャビン拡大競争がどうなっていくか、そして、新たなコンセプトとして、この新しいコンセプトが今後広がっていくかどうか?私的には是非広がって欲しい。日常的なヨット遊びとしては充分ではないか、むしろクルージング艇より高い帆走性能を期待できるし、旅も近場に焦点を置けば充分じゃなかろうか?

クルー不足の今日、シングルで或いは小人数でセーリングを楽しみ、アンカー打ってデッキ上の遊びを楽しみ、近場への旅も楽しめる。多くの人達の使い方に合ってると思う次第です。


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