第二十四話 衣 

衣服はどうでも良い?夏なんかですと、短パンで良い。ヨットの服装には機能もありますが、その他にも、衣装として楽しむ事でも良い。ヨット関連の衣装は派手なのが多いですね。それがまた海には似合う。蛍光色なんか着ないのに、ヨットではOKなのです。

それで、セーリング行くも、地味な服装では無く、マリーン用の派手な服装で、おしゃれをも楽しみながらセーリングします。いろんなメーカーがありますので、ちょっと見た目も演出しましょう。マリーナは社交の場でもありますから。

秋になってきますと、時にひんやりすることもある。ヨット用のジャケットなんか、機能性にも優れています。格好から入っても良い。兎に角、セーリングをする時は、非日常を楽しむわけですから、そういう演出がどれだけできるかが重要になると思います。

もちろん、セーリングを極め、自由自在を求める姿勢に違いはありません。しかし、そうかたい事を考えるより、たまには、音楽を楽しみ、食事を楽しみ、ゲストとの会話を楽しみ、おしゃれも楽しむ。
セーリングを特別なイベントに祭り上げるのは賛成できませんが、自分の中では非日常の面白さ、楽しさを味わう為に、そういう演出をするというのも良いと思います。

そういう事で楽しみを見つけながら、そして核となる、セーリングを深めていく。セーリングの中にもオンとオフを見つけながら。この際ですから、少しかっこつけた自分流のおしゃれを楽しんではいかがでしょうか?おしゃれなオヤジが、おしゃれな音楽を楽しみ、気楽にヨットを出す。それが普通になった時、きっと粋なオヤジが出来上がる?

人の感じは、その内面にどんな感情を持っているかによって、人の感じ方が違ってくるのではないかと思います。美人も表面だけでは無く、心から美人にならないと、と言われます。それと同じように、我々も、心からヨットというものを楽しむ事によって、美人になる。すると、それが表面に現れる。かっこいいオヤジとはそういう人を指すのかもしれません。

何も、0.1ノットのスピードを求めるだけでは無く、もちろん、そういう行為も必要でしょう。でも、それもあり、これもあり、トータルでいかにヨットというものを心から遊べるか?それには、いろんな演出もして、音楽も食も衣装も、何でも楽しみ、何でも面白がる。そうなれればと思いますね。

ちょっと遊び心を発揮して、無駄な事でも面白さがあるなら実行してみる。自分のヨットの船名を配したTシャツとか作って、遊んだりしてはいかがでしょうか?旗作って、バックステーにひらひらさせても良い。こんな事は何でも無い事ですが、ちょっとした遊び心です。家族にTシャツ配って、着てもらいましょう。何も、ヨットチームだけが着る特権でも無し。

思いつきですが、進水式とか、そういう時に、いろいろお祝いを頂いたりしますね。そのお返しに、自分のヨットのTシャツをプレゼントするとか?ゲストが来たら、記念にあげるとか?まあ、枚数が多くなると金額も高くつきますが。

誰かと2艇で出せると、写真が撮れます。ビデオが撮れます。youtubeにアップロードもできます。
なかなか、オーナーは自分のヨットのセーリングの姿を外からは見れない。お互い撮り合ってみるのも悪くない。でも、なかなか一緒に出ようかといのは少ないようです。どこかに行く目的がある以外は。そこで、きっかけとしては、同じヨットが2艇あると面白いんじゃないかと思いますね。ですから、ワンデザインクルージング、ワンデザインレース、ワンデザインセーリング、ワンデザインお遊びなのであります。同じヨットならきっかけが作り易いかも、そういう縁のとりもちをしてみたいです。

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