第十九話 シンプル
アレリオン33スポーツのキャビンです。 33フィートも有りながら、これだけシンプ ルなキャビンも珍しいかと思います。 しかし、1日2〜3時間のセーリングを 楽しみ、時にオーバーナイト、時に、1日 か2日程度のクルージング。まして、行 き先でホテルに泊まるとしたら? バウバースとメインサロンの左右のバー ス。加えて、トイレ。ギャレーはありません。 でも、ポータブルのコンロを持ち込めば、 だいたいの事はできます。 その代わり、セーリングにおいては、スピ −ドと滑らかさを、気楽なシングルで可能 にしています。 どっちが良いか?なんて事に正解はあり ませんが、シンプルキャビンはそれなり のメリットも与えてくれます。 ヨットはいろんな機能があって、いろんな 用途が考えられます。デッキの外に目を 向けるか、キャビンに目を向けるか? こういうヨットは、キャビンよりも、デッキ、 セーリングを見ます。 セーリングが面白いなら、キャビンはシン プルで良い。逆に、キャビンが広くて、充実 しているなら、セーリングはシンプルで良い とも考えられます。 どっちでも良い。正解、不正解の問題では ありません。ただ、自分はどっちだろうと いう事が重要かと思います。 セーリングはレースに限った事では無く、 セーリングそのものは、スポーツとして、 遊びとして、もっともっと楽しんで良いの ではないかと思います。 クルージング派の方々にも、もっとセーリ ングを楽しんでもらいたい。スポーツして 頂きたい。それがデイセーラーの提案で あります。 |