第六十三話 フォークボートの整備

最近は、博多では少し暑さもやわらぎ、天気も良いし、作業を進めるには絶好の日和です。それで、フォークボートの整備を続けています。外装のチークを洗い、その後、どうするか?

ニス塗装という方法もあります。高級感を出すのはやっぱりニスが良いとは思いますが、フォークボートの素朴感という事で、ニスのようなオイルのような、その中間的な感じがするセトルマリンを塗装する事にしました。作業的にも簡単ですし。

 

取りあえず、入口と右舷側のハンドレールを塗装。左舷側ハンドレールの白っぽいのは、塗装前の状態です。チークが濡れた状態では濃い茶色になりますが、そんな感じになります。

この塗料は2,3回の塗装です。ニス程長持ちはしませんが、先々、薄くなっていった所は、そこを部分的にサンディングして、また上から塗装する事ができます。さらに、この塗装をするにあたって、マスキングテープをしないでもできるのが作業上、大変楽になります。FRPについたら、すぐに拭き取ります。時間を置きますと固まってしまいますから、クリーニングは大変になりますが、すぐになら拭き取れます。マスキングテープは想像以上に大変な作業です。

  左の写真はコクピットにあるチーク製の
  カップホルダーです。もちろん、左右に
  あります。












  チーク製のカーブがついたヘルムシート
  このカーブが、ヒールした時には具合が良
  いんですね。

  塗装前ですが、これは前後にスライドし
  ます。立って操船したい時は、ヘルムシート
  を後部へ、FRPの下に潜ります。








それにしても、コクピットは深い。

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