第7話 ノルディックフォーク25

このヨットは欧米では非常に普及しているのですが、日本ではなかなか普及しません。
何故なんでしょうか。ここに日本では数少ないノルディックフォークのオーナーがおられ
ます。



 このヨットはキャビンが狭いので、不便さを感じます。でも、オーナー曰く、乗って楽しい
ヨットなのです。何でも揃っていなければならないなら、自然の中には入らない事です。
でも、その便利さが人工的であればあるほど、ストレスを感じるようになります。そのス
トレスを解消するには、不便さを受け入れるしかないのです。人工の中にあっては、なか
なか受け入れるのは難しい。でも、自然の中に入れば、それこそ自然に抵抗しなくなり
ます。このヨットは乗って楽しいヨット、それがコンセプトです。それを素直にそのまま
受け入れられれば、もっと気軽に、簡単に自然の中に入っていけます。このヨットはそう
いうヨットです。オーナーのホームページが開設されています。興味ある方は覗いてみて
下さい。
http://www.geocities.co.jp/Outdoors-Marine/6760/

どうもヨットの装備が多くなる程、ヨットから遠のき、大きくなる程遠のき、便利になる程
遠のいているような気がします。何より、自分の身近に置く事、これが大切なのではない
でしょうか。すると欧米人のように、もっと気軽に楽しめるようになるのではないでしょうか
彼らに言わせると、何故このヨットが日本に普及しないか不思議なのです。便利さ快適さ
これらばかりを追い過ぎて、本来の楽しみをおきざりにしているのではないかという気が
します。

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