第十四話 デイセーラーの意義
いろんなヨットがあって、それに応じて、いろんな使い方があります。使い方は各人の自由であり、好き にやれば良いわけですが、でも、その中に、もっと普段に、セーリングを気軽に楽しめるようになれば良い んじゃないかと思います。クルージングも良い、レースも良い、でも、デイセーリングも良い。 どんなヨットでもデイセーリングぐらいはできます。でも、そのデイセーリングのクオリティーをもっと推し進 めたのが、今日のデイセーラーです。もし、デイセーリングを頻繁にする様になったら、誰もが、セーリング の事をもっと意識するようになって、スピードはもちろん、そのセーリングから受ける様々なフィーリングを 意識するようになる。 これは、誰にでも、自然に起こる事ではないかと思います。 良いセーリングを感じたい、グッドフィーリング、スピード、滑らかさ、加速感、ドライブ感、そういうものが意識 されて、そこにベターを獲得したい。その応えとして、デザインされ、建造されているのが、デイセーラーです。 気軽に、楽しく、面白く、いつでもセーリングが出来る。 その為に、２０フィートから６０フィートというサイズがあって、SADRが１５から４０に至るまである。そんなヨット は、他のジャンルにはありません。デイセーラーの意義は、そのセーリングの気軽さと、セールフィーリングに、 より高い質を求めた処にあると思います。どんなヨットでも、セールさえあればセーリングはできます。しかし、 デイセーラーのセールフィーリングは、デイセーラーじゃないと味わえません。 美しいヨットを、気軽に、自由自在に、美しく走らせる。帆走スピードもさる事ながら、 如何に走らせるかを楽しむ。海面は近く、その流れを感じ、手にした舵に感じる セール調整は自分の意図、それをを通じて変化するドライブ感を 敏感に感じ取る事ができ、しかも簡単操作 その躍動感こそが、セーリングの醍醐味、面白さではなかろうか！ 腕のレベルが面白さでは無く、上手くなる過程こそが面白い それを助け、オーナーの味方になってくれるのがデイセーラーです。 |