デイセーラーはセーリングする事に関して以外は実にシンプルです。だから、セーリングに集中し易くなります。デイセーラーの目的はそこにある。いろんなデザインの、いろんなパフォーマンスのデイセーラーが、欧米から建造されていますが、何故、こうも次から次に新しいデザインが起こされてくるのか?
そのデイセーラーをレースに使うおうが、セーリングに使おうが、いずれにしろセーリングする事が主体にあります。純粋にセーリングを楽しむ為のヨット、そんなコンセプトは他にはありません。デザイナーも腕とセンスを試したくなる分野でしょう。
超速いのもあれば、そこまでスピードを求めるわけでも無いが、美しさや乗り心地や操作性やら、セーリングを如何に楽しむかがテーマですから、いろんなアプローチの仕方があります。スピード一辺倒じゃ無いところが、デイセーラーの面白さであり、レーサーとは違う処です。これから、どんなデイセーラーが出てくるのか、楽しみであります。
下の写真はMD35、造船所はレーシングデイセーラーという言い方をしています。モダンデザインながら、ちょっとクラシックにも見えなくもない。これもデザイナーのセンスです。最近のヨーロッパでは、特にスピードを追求したワンデザインレースをも視野に入れたヨットが増えてきました。徐々に、デイセーラーも進化していきます。すると、そこに新たな方向性が生まれていきます。広がると細分化するのは世の常であります。これはまた後日に。
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