第22話 NEW BOAT紹介

ヨットの再製でSK25を手がけましたが、非常に良い形をしていますし、スタビリティーも高い。
シングルハンドのクラシックデイセーラーとして、とても気に入っています。これ、新艇が手に
はいればな〜と残念でなりません。それで、そういうヨットをいつも探しています。ここに新たに
見つけたヨットを紹介しましょう。サイズは25フィート、このヨットは3種類あるのです。同じサイズ
で3種類。ハルとデッキがFRP製、ハルはFRP製でデッキが木製、全て木造艇、この3つです。
こういう造船所も珍しい。



この写真はハルがFRPで、デッキは木です。どうです、なかなかなもんでしょう?良い雰囲気
しています。こういう小型でも、美しいヨットは存在感があります。こういう美しいヨットで、シング
ハンド、気軽にデイセーリングなんてのが理想です。このヨットはウッドマストですが、アルミ製
のもあるし、エンジンはインボードです。ヨーロッパのヨットを調べていきますと、まだこういうヨット
がありますが、全て共通する事があります。

大量生産艇が幅をきかしているのはヨーロッパも同じですが、こういう美しいヨットを小さな
工房で建造している造船所も多くのファンが支えています。彼らは、大量生産ではできない
品質の高さ、職人技術が彼らの売りとなっています。そうでなければ、彼らの存在意義は無く
なる。良い仕事しますね。そして、だいたい殆どがクラシックなデザインで、スリムで、バラスト
は50%ぐらいあって、とにかく、存在感がある。もうひとつの特徴は確かに、木造という手法を
取る造船所もありますが、最近ではクラシックだけでもFRP製というのが出てきている。時代の
波でしょう。メインテナンスの煩わしさはどこも同じ。でも、昔の木造艇に比べると、材料が良く
なった為、持ちはかなり良いようです。ここの造船所では10年に1回オーナーが造船所にヨット
を持ちこんできれいにニスをやりかえる。これで非常にきれいだそうです。こういう造船所が生き
長らえてこられたヨーロッパ、うらやましいですね。

このヨット、現在コンタクト中、日本に紹介できないかと思っています。詳細はまた、追って。

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