| ついでながら、もうひとつ紹介しておきましょう。コンセプトはやはり同じデイセーラーです。クラシック なヨットを少し今風にアレンジしたヨットです。スリムな船体にバラスト比は４８％あります。 写真を見ますと、ライフラインがありません。こういうヨットには、これだけでは無く、ライフライン を設置していないヨットがたくさんあります。たいてい深いコクピットに高いバラスト比、ライフライン を必要としていないし、その方が美しい。でも、最近はどのヨットもライフラインをオプションとしては 設置できるようにしてきている。 ちょっと小粋なヨットで、気軽に、自由自在にセーリングを楽しむのが良いですね。大量生産艇 全盛時代に、こういうヨットが欧米ではちゃんと残っている。残っているどころか、ちゃんと存在を アピールし、それが多くのファンに、大量生産では満足できない方々に支えられています。そうい う土壌があるんですね。日本にもかつてはありました。しかし、今はみんなクローズされてしまい ました。でも、これからでしょう。ある時期を過ぎれば、自分のヨットに対する考え方、使い方が 解ってきます。そうすると、必ずしも、みんなが持っている同じ大量生産艇が良いとは思わなく なる方々も出てくるでしょう。 |