第八十八話 簡単操作はオーナー次第

      


簡単過ぎてやることないじゃないか。とあるデイセーラーのオーナーが友人から言われたそうです。それゃあ動くだけで良いならジブとメインのシート操作だけやってればセーリングはできます。しかし、それもオーナー次第で、やろうと思えばいろいろ操作する事になります。

バックステーアジャスター、アウトホール、メインのトラベラーもあるし、バングもあるしカニンガムもあります。当然、リーフもあります(シングルライン)。どこまでやるかはオーナー次第で、使っても使わなくても構わないし、それでセーリングもできます。それがピクニックならまだしも、それ以外のセーリングを求めるとしたら使わない手は無い。

つまり、オーナー次第で、してもしなくても良い。その時の気分でも良い。という事で、また別のオーナーはこう言いました。初心者にとって良いし、ベテランにとってもいろいろ操作できるし面白い。セーリングに関してどういう操作をしても自由という事です。

セールの深さと位置を調整し、セールの角度を調整し、セールのツウィストを調整し、とこういうのができます。おまけに風は常に変化する。これらをどこまで追及していくかという事で操作は変わります。それをシングルでできるというのがデイセーラーです。やってもやらなくても良い。それにデイセーラーにはいろんなパフォーマンスのバリエーションが豊富です。スポーツ度の違いを選択して、自分なりのセーリングを楽しむ。そういう自由度の高いヨットです。

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