第九十九話 デイセーラー:イーグル46デビュー

   
   

デイセーラーというコンセプトにおいてサイズは46フィートというサイズ、デイセーラーにこんなサイズが必要か?と思われる方もおられるかもしれない。しかし世界ではこういう需要多いんですね。このサイズでありながらシングルハンド仕様で取り扱いはし易いというのが欧米人を魅了するのかもしれません。

デイセーラーであってもこのサイズですからキャビンも余裕が出てきます。他の同サイズのクルージング艇の広大なキャビン程では無いにしろ、シンプルな内装も旅を十分に味わえるのみならず近場でも気軽に出せてデイセーラーならではの気軽さを楽しむ事ができます。昨今のクルージング艇のボリュームの大きさは大きなキャビンを実現する一方兎に角でかいんです。気軽にちょいと出す気になれるかどうか? そこいくとデイセーラーは気軽になれる、それはこの全長の長さの問題では無く全体ボリュームにある。

そして何と言ってもこのデザインの美しさは時代を超えています。水線以下はモダンデザイン、上はクラシック、だから走りはモダン、醸し出す雰囲気はクラシック、何十年経っても見劣りする事はありませんね。

この造船所はヨットのメッカ、オランダにあります。デイセーラーコンセプトに専心し、38フィートから70フィートまでのサイズを建造しています。デイセーリングというのは誰もが気軽にできるセーリング、そのセーリングに如何に質の高いセーリングをもたらせるか?質はセーリングそのものの質です。滑らかさを味わうと言っても良い。これが何とも気持ちが良いんですね。

その質と美しいクラシックデザインを目指してきました。何週間も何か月も連続して船旅に出るという方は別として、もっと気軽に近場の旅も含めてセーリングを気持ち良く味わいたいという方にお薦めです。


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