第二十四話 バウスプリット

セーリングをもっと楽しもうという主旨で、いろんな考察をしていますが、そのひとつとして
ダウンウィンドでのジェネカー、そしてそのファーラーシステム、ここまで来ました。ただ、
問題はファーリングジェネカーは確かに便利そうだが、バウスプリットはどうしたもんかと
いう事になってきました。

ヨットの形状がひとつひとつ違う。でも、バウスプリットは自分で考えて設置して下さいで
は不親切、何か良いアイデアはないか、どんなヨットでも設置できるバウスプリットはでき
ないか考えて来ました。

そうしていましたら、突如ある情報が入ってきました。世の中は同じ事を考えている人が
居るもので、既にそういう物が開発され、特許を取得したそうです。詳細については、今
問い合わせて資料を要求していますので、また、後日掲載致しますが、今のところわかる
範囲では、若干の工事は必要ですが、設置、収納、取り外しとも簡単にできるようです。

 

上の写真がそうです。2本のロッドを先端で繋いであり、これがフレキシブルにロッドの開く
角度が調整できるようです。また、ロッドそのものを右側写真のように収納もできるし、
はずしてしまう事もできるそうです。また、ロッド先端には上下にアイがあり、下側のアイ
はロッドを下から引くロープを繋ぐ、上側のアイはジェネカーのタック用です。

また、艇によっては、アルミのトウレールに設置も可能なようです。詳しくはまた掲載致し
ます。

世界中で多くの人達がいかにセーリングを楽しめるかを考えている人が居るもので、プロ
がたくさんのクルーに囲まれてセーリングするのなら、問題は無いのですが、普通のヨット
マンがクルー不足や、時間が無いやら、そういう状況にあって、それでも楽しめる方法を
考える。それが最も一般的だし、そういう方々で楽しんでこそマリン業界が発展していく
ものだと思います。その為にハード、ソフト両面から、できる事を少しづつですが、やってい
こうと思っています。

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