第四十八話 Another Classic Daysailor
アリランレースで不在の間、ある造船所から日本代理店を探していると売りこみの手紙が来て いました。1962年にCarl Alberg氏によってデザインされ、1983年までに1,775艇が建造 され、その後は生産中止になっていたものです。そのヨットが2000年に復活、クラシックなデザ インをそのままに改良され、生まれました。この流れも、アレリオンと同じ、デイセーリング、クラ シック、シングルハンド、この市場は成長しているなと感じた次第です。 サイズは22フィート6インチです。幅は7フィート、排水量3,000ポンド、バラストは1,200ポンド ですから、バラスト比は40%ありますね。ロングキールのFRP船、写真で見るとコクピットのチーク は美しく、なかなかのもののような気がします。ただ、キャビンがせまいので、日本で売れるかな、と ちょっと考えてしまいます。日本でのクルージング艇はキャビン重視の方が多いので、難しいです。 日本での販売は未定ですが、個人的には好きなのですが、日本では売りにくいことは解って います。でも、向こうから売りこみに来るなんて、ちょっと嬉しいです。多分、日本で450万ぐ らいになるのではないかと思いますが、こういうヨットは品質を高めてきますから、サイズの割 には高い。それも難点です。まあ、どうしようか考えています。こういうヨットを、ちょいちょいと 粋に乗りこなすのも悪くないんですがね。 |