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世界中が大混乱を起こしたコロナ、欧米では沈静化に向かっていますが、まだまだ、国や地域によっては大きな影響があります。日本でも、ワクチンの広がりで出口が見えてきたかの感じもしますが、実体経済はまだまだ厳しいものがあります。
飲食業は最も影響を受けていますが、その飲食業に供給する企業、或いは、これらとは全く関係無いものの、今日、多くの企業間同士の取引きがあり、その一部でも影響を受ければ、自分達も無傷では居られません。
造船業界は、一部、自社社員がコロナ感染、或いは社員の家族が感染という事になると、その社員を休ませる事となります。また、時に市がロックダウンする事もありました。さらに、自社の造船所が何も無くても、特にヨットの艤装品や建造に要する素材等は、世界中にメーカーが散らばっており、そのメーカーのひとつでもコロナ感染やロックダウンがあると、供給が大幅に遅れたり、停止したりする事もあります。自社だけ大丈夫なら良いというわけにはいきません。
この事は世界中で起きた事であり、弊社もその例外では無く、建造にかかる時間が非常に延びて、お客様にご辛抱を頂く事になりました。これは、造船所にいくら文句を言っても、彼らもどうしようも無いという状況で、彼らも被害者でもあります。造船所は、本音を言うと、早く建造して、早くお金にした方が良いわけで、遅らせて良い事は何もありません。
まだまだワクチンが十分ではありません。オリンピック/パラリンピックを開催して、その後どうなるかという事もあります。ただ、欧米を見れば、コロナを避けて海へ逃げるという様な感じで、マリンのマーケットはかなり良い様です。需要は増加、でも、生産性が落ちている。だから、納期が遅れる。世界のマーケットはそんな感じです。
一日でも早く、こんな事が納まって、正常になればと願わざるを得ません。皆さんもお気をつけ下さい。
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